前々回(1/17)で足底腱膜炎の痛みを無くす最善治療は圧力波治療と断言させていただきました。
今度はより詳しく圧力波治療(ショックマスター)と足底腱膜炎について2回に分けてお話していきます。
まず、皆さんは、圧力波治療(ショックマスター)という言葉を聞いたことがありますか?
ほとんどの方があまり聞き慣れない、もしくは初めて聞いた言葉だと思います。
圧力波治療(ショックマスター)とは
圧縮させた空気を放出させ、その時に生じる衝撃波を慢性化した患部に照射する事で「痛みを取り除く」効果と「組織の修復を促進させる」効果を生み出します。
慢性化して難治性となった筋肉、腱の新たな治療法として欧州をはじめとしたリハビリ先進国を含む世界65か国で広く使用されており現在日本で唯一の圧力波治療器です。
病院では難治性の足底腱膜炎をはじめとした慢性的な疾患に対して使用されています。
外科的手術に頼る事なく短期間で痛みが取れ、4~6回の治療で治癒が期待できるのでプロスポーツ選手も治療を受けています。
全身の筋肉、腱に有効なこの治療は従来の痛みを麻痺させる電気治療とは全くの別物です。
全国でも導入数が限られているショックマスター
そこで重要なポイントを3つご紹介します。
Point.①
全身の筋・腱の治療に有効
首から足底まで、ショックマスターの治療部位は全身の筋・腱の治療に有効です。
ショックマスターによる圧力波治療法は外科的手術が必要とされた患者様へのもう一つの新しい選択肢となっています。
この治療法は圧縮空気が生み出す強い振動を患部に当てます。治癒メカニズムが終わってしまい慢性化した患部の組織をあえて少し損傷させることで、組織の回復メカニズムを回復させます。
治療後は即時的な鎮痛効果があります。
皮膚への触圧覚刺激及び関節構成体への機械的刺激によりゲートコントロール理論が作用、痛みのインパルスが抑制されて疼痛が軽減します。
Point.②
圧力波の原理
コンプレッサーにより発生させた圧縮空気をパルス状に開放させ、ピストンが衝撃体にぶつかることで圧力波を生み出しています。
圧力波と振動を同時出力するショックマスターは血液循環改善に優れ、筋緊張を低下させます。
Point.③
治療プロトコルを搭載
治療部位に対しての具体的なショット数、出力強度、周波数などを画面を見ながら使用します。
圧力波療法の有効性は長期の慢性的な筋腱の機能改善において実証されており、様々なスポーツ障害の改善に結果を出しています。
※注 治療中は効果を相殺するので、抗炎症性の高い鎮痛剤の使用は出来る限り避けて下さい。治療後、まれに痛みが強くなる事がありますが、3日おくと治療前よりも痛みが軽減します。
圧力波治療(ショックマスター)の参考動画も載せておきます。
今回は圧力波治療(ショックマスター)のついてのお話させて頂きました。
圧力波治療(ショックマスター)が全身の筋・腱の治療に優れているのがご理解いただけたでしょうか?
次回は足底腱膜炎について深掘りします。
足裏の痛みでお悩みの方、根本改善したい方、スポーツのパフォーマンスを上げたい方は是非一度ご相談下さい。最適最善の治療法をご提案させいただきます。
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