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鍼灸(はり・きゅう)

東洋医学の代表として「鍼灸」や「漢方」を思い浮かべる方は多いと思います。

特に最近は薬物療法を敬遠する方が増えたせいか、各メディアでもこぞって東洋医学にスポットをあてて紹介しております。

 

中でも鍼灸は肩こりや腰痛だけでなく、運動障害、胃腸のトラブルや婦人科疾患、自律神経疾患、不妊治療、また美容にも効果があるとして芸能人やスポーツ選手に紹介されているのをよく目にします。

しかし受けたことのない方は鍼が刺さる怖さに気後れしてしまうのではないでしょうか?注射針をイメージしたり、「効きそうだが怖い」、というのが一般的な感覚であると思います。

 

ところが実際に鍼を打つと皆さん「あれ?」となる事が多いです。「思ったより平気」という感覚です。

慣れてくると鍼の心地良さに、刺されている間に寝てしまう方も多い程なのです。

※感覚には個人差があります

 

鍼の太さや長さ、素材には様々な種類がありますが、当院でよく使う鍼は直径0.16㎜~0.18㎜と、髪の毛とほぼ同じ太さの鍼です。症状や体質によって使用する鍼を選びます

 

そして治療においては最少刺激・最大効果を目指しているため必要最小限の本数を使います

 

東洋医学における治療とは、体に本来備わっている自然治癒力を引き出すものである、との考えからです。鍼で治すのではなく、身体を良くするスイッチを入れるのが我々の仕事であり、それに応えてくれるのが皆様の身体の力です。

 

〇当院で使用する鍼はディスポーサブル(使い捨て)であり、皮膚や筋肉へのストレスを抑える為、高品質な日本製の鍼を使用しております。

 

では鍼灸とは実際どんな効果があるのでしょう?

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その答えは一言でいうと、

 

「体の機能異常を調整し、本来の状態に回復させる」効果です。

 

そして以下が現在実験科学により証明された鍼灸の主な効果です。

興奮作用:知覚麻痺や運動麻痺のような神経機能が減退した状態を賦活化する

鎮静作用痛みやけいれんを鎮静させる

誘導作用:患部に直接、あるいは遠隔部に刺鍼して患部の血液量を調整する

防衛作用:白血球などを増殖させて体の防衛能力を高める→免疫力を上げる

消炎作用:血流改善により炎症物質の吸収を促進する

転調作用自律神経失調やアレルギー体質を改善させ、体質を強壮にする

体というものは日々変化し波のように揺れております。調子が悪いのも当然よくないですが、高いテンションが続くのも不自然な事なのです。

 

東洋医学では「中庸(ちゅうよう)」と言い、過不足なく標準一定の状態をキープしているのが最良とされています。

 

体を本来の状態に戻して安定させる。これが鍼灸施術の真髄です。

 

WHOによる鍼灸適応代表疾患

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運動器疾患:頸肩腕症候群、五十肩、テニス肘、頭痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、肋間神経痛、坐骨神経痛、腰痛、変形性関節症、脳卒中後の不全麻痺、

呼吸器疾患:気管支炎、気管支喘息(小児が最も有効)等

口腔疾患:歯痛、抜歯後疼痛等

胃腸疾患:しゃっくり、急性・慢性胃腸炎、胃酸過多、便秘、下痢等

眼疾患:小児の近視、眼精疲労

その他夜尿症、メニエール病等

鍼
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