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頭痛

主な頭痛の種類

頭痛の種類は大きく分けて3パターンあります。

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・片頭痛

​頭痛とは、頭部の一部または全体の痛みの総称です。後頭部と首の境界、眼の奥の痛みも頭痛として扱います。

脈を打つような痛み。

​頭の片側や両側に出る事もあります。痛みは強く、身体を動かしたり、入浴で体を温めたりすると悪化するのが特徴です。片頭痛が起こる前に目の前にギザギザした光が見え、視界が狭くなる閃輝暗点といった症状が現れる方もいます。

何らかの理由で脳の血管が拡張し、周囲にある三叉神経を刺激し、さらに連鎖的に頭部の血管が拡張し炎症が起こって痛みが引き起こされると考えられています。

頭痛とともに吐き気・嘔吐・音に敏感になる・光がまぶしく感じる等の症状が出る事も。

原因⇒ストレス(週末などでストレスから解放されたとき)・寝不足(寝過ぎ)・ホルモンバランス・飲酒・強い音や光・天候 など

対処法⇒痛みが出てきたら患部を冷やす。温めたり血行を良くすると逆効果に。音、光にも敏感に反応してしまうので、賑やかな場所は避け、暗い静かな場所で身体を休めましょう。長時間の入浴も避けて下さい。

・緊張型頭痛

頭全体がギューっと締め付けられる様な痛みや頭重感。

頭痛の中で最も多いとされています。片頭痛のように吐き気や嘔吐を伴う事はなく、身体を動かすことで悪化する事もありません

​デスクワーク、パソコン作業などの身体的なストレスや環境の変化などの精神的なストレスにより肩から首の筋肉が緊張し、血行が悪くなるために起こるとされています。

肩こり・首の痛み・目の疲れを伴う事も。また緊張型頭痛の方が片頭痛を起こす混合型もあります。

原因⇒ストレス(身体的・精神的)・長時間の同一姿勢・眼精疲労・運動不足・顎の関節の異常 など

対処法​⇒お風呂にゆっくりつかりながら首・肩のマッサージをします。身体を温めながらマッサージをすることで血流の流れが良くなり、痛みを発生しにくくします。ウォーキング等の有酸素運動を取り入れて気分転換しながらストレスを発散しましょう。

・群発頭痛

目の奥がえぐられる様な激しい頭痛。

頭痛の中で最も強い痛みが1~3時間続きます。年1~2回の周期で夜間や睡眠中に症状が出る事が多いです。一度症状が出始めると、通常は1~2か月ほぼ毎日発作が起こります(群発期)。痛みでじっとしていられないのも特徴のひとつです。

​目の充血、涙、鼻水、瞼の下垂などの症状を伴う事も。

発生の原因はまだ解明されていない部分が多いです。群発期では、何らかの要因で目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して炎症が起きるためではないかと考えられています。

原因⇒過度の飲酒・喫煙・急激な気圧の変化・不規則な生活 など

対処法⇒群発頭痛が起きている時期は、禁酒・禁煙がすすめられています。また熱いお風呂や刺激の強い食事、激しい運動なども控えましょう。気圧の変化にも注意が必要です。飛行機や登山など、気圧の変化や血管・神経に強く刺激するものは避けましょう。また睡眠不足やストレスも原因といわれているので、普段から生活習慣を見直したり、ストレス発散法を用意しておくと良いです。

​頭痛に良い食べ物

マグネシウム・・マグネシウムが不足すると、血管の痙攣をまねいたり痛みに敏感になる。

(アーモンド・豆腐・納豆・ひじき・ほうれん草など)

 

ビタミンB2・・血圧を下げてくれる効果。

(レバー・牛乳・豚肉・ヨーグルト・うなぎなど)

オメガ3s・・・血流の改善、脳の活性化に効果的。

(鮭・イワシ・サバ・エゴマ油など)

頭痛に効果的なツボ

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天柱(テンチュウ)

​後頭部の髪の生え際で2本の太い筋肉のすぐ外側にあるくぼみ

「天(頭)を支持する柱」というような頚を指します。

​頭部の重要なツボです。

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​百会(ヒャクエ)

頭のてっぺんにあるツボ

左右の耳の先端のラインと身体の真ん中のラインが交わるところにある

​頭頂にあり、頭部の陽気が集まるところ、多くの経絡が交わる場所にあります。頭部の様々な疾患に用いられます。

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頭維(ズイ)

​こめかみの外側で髪の生え際の少し奥にあるツボ

維は「つなぐ」を表し、「頭と顔のつなぎ目の髪際、こめかみ」という意味です。目や耳の疲労からくる頭痛に効果があります。

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