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​治療に対する思い

高尾に開業して間もない頃、長年ひどい偏頭痛に悩まされていると訴える1人のご婦人が来院しました。最近は薬も効かず生活にも支障をきたすとの事で、「何とかして欲しい」と切実な訴えでした。早速治療を行ったところ幸い改善し、久しぶりに楽になったと笑顔で帰られました。

それから一年間定期的に施術を行い、頭痛は全く発症しなくなりました。

治療が終了した後も自発的に予防として来院され、気づけば9年のお付き合いになりました。

 

そのご婦人の言葉です。

 

「最初に来院したあの日、電車の中から偶然見えた『あいわ接骨院』という看板が私には七色に輝いて見えた。その直感を信じてここに来たおかげで先生に会えて頭痛が治ったんです。」

 

この言葉は心に刺さりました。

 

この方は現在他界されてもうお話しすることはできません。

 

しかし患者さんと向き合う時、私はいつもこの言葉を思い返します。痛みに対する切実な思い。

皆勇気をもって来院する事。私の役目は結果で答えを出すしかない事。

来院する方にとって私は輝ける存在でなくてはならない事。

来院する方お一人お一人に対する治療家としての私の思いです。

 

※写真は著明な人形師であるその方がお亡くなりになる前、最後の個展で出展された人形です。

私をモデルに作って頂いたそうで息子さんから後日頂戴致しました。

 

自然が好きな私が休みの日に川辺でリラックスしている所を想像して作ったそうです。

 

私は院内に置いてあるこの人形を見て初心に返ります。

 my precious
 memories
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