毎日使う枕ですが、皆さんは自分に合った枕をお使いでしょうか?
自分に合う枕に変えるだけで、睡眠の質を向上させる事が出来ます。
寝ても疲れが取れない、、、
寝つきが悪い、、、
夜目が覚めてしまう、、、
など睡眠にお悩みがある方は一度枕を見直してみてはいかがでしょうか
本日は自分に合う枕についてご紹介させていただたいと思います(*^_^*)
自分に合ってない枕を使っていると
「肩こり」「いびき」の原因になります!
人は寝返りをすることで血流を促し体温調節をしていて
理想は一晩に20回程と言われています。
寝返りをする時私達の脳は一時的に覚醒に近い状態になるので
スムーズに寝返り出来ないと中途覚醒して
夜何度も目が覚めてしまいます。
自分に合った良い枕を使うと寝つきやすく翌朝スッキリと起きる事ができますが
逆に自分に合わない枕を使っていると翌日に疲れが残ってしまいます。
良い枕の条件とは自分に合った
【大きさ、高さ、素材】です!
★大きさ
寝返りをスムーズに出来るような頭3つ分程度の幅のある枕が理想的です。
寝返りしても頭が落ちずに肩の先まで支えてくれるサイズは横幅60㎝以上
が目安です。
良い寝姿勢とは、、、
自然にまっすぐ立った時の姿勢が布団の上でキープできている状態
↓
これをキープするには後頭部から首筋、肩口にかけてのS字カーブを
埋める必要がありますので、それが出来る枕を選びましょう。
★高さ
枕の高さは合っていないと睡眠時の肩、首の痛み、むくみやいびきの
原因になります。
高すぎる枕⇒自然な頚椎のカーブが崩れ、肩や首への負担になります。
首や肩に負担がかかり、あごが引けてしまうため気道が圧迫され
呼吸がしづらくなってしまいます。
低すぎる枕⇒後頭部をしっかり支えられず、あごが上がり口呼吸の原因に
なったり首に負担がかかる事になります。
また、枕を使わずに眠ると首が伸びてあごが上がった状態になり
血流が頭部に下がってしまう事で脳が刺激され不眠の原因に
なる事があります。
理想的な枕の高さとは、、、
肩幅の広さや身体の大きさで決まります!
高めの枕がおススメの方⇒体格がしっかりされている方
低めの枕がおススメの方⇒痩せている方や肩幅の狭い方
後頭部から首にかけてのカーブが緩やかな方
仰向け寝が多い方⇒首筋が真っすぐになり頚椎のカーブを崩してしまうような
高い枕は避けて後頭部がくぼんだタイプがおススメです!
肩口に当たる部分がカーブしている形状を選ぶとフィット感
が増え寝返りもしやすくなります。
横向き寝が多い方⇒後頭部から首、背中にかけてのラインが真っすぐになるよう
な高さの枕を選ぶのがポイント
枕の両サイドの高さをそれぞれ調節できるタイプのものがおススメです
★素材
自分が心地いいと思える固さで通気性が良いものがおススメです
パイプ⇒通気性、耐久性、弾力性に優れた素材
通気性がいいため夏場にオススメの素材です
丸洗いができる為、枕を清潔に保ちたい人にオススメです
低反発ウレタン⇒もちもちとした弾力感があり、感触重視の方にオススメです
首や頭を包み込むようにフィットします
へたりやすいので定期的に買い替える必要があります
ポリエステル綿⇒フワフワ柔らかい感触で小さい子や女性に人気が
あります
熱がこもりやすい為、冬場にオススメの素材です
また、枕だけでなく睡眠時に腰など身体に痛みがある人は体圧分散性の
高いマットレスを選ぶ事も大切です。
とはいえ日々の生活の変化や疲れによっても頚椎のカーブは変化するため、一番良いと思って買った枕や今まで調子が良かった枕が合わなくなることもあります。
当院でお勧めするのは、「複数の枕を用意しておく」事です。
寝るときに仰向けで枕に頭をのせ、呼吸がしやすいかを確認してみて下さい。近くに何個か枕を置いておき、全て試してみましょう。一番呼吸がしやすく首が落ち着くのがその日に合った枕です。身体は毎日変わるので是非毎日試してみて下さい。
睡眠にお悩みのある方は一度寝具を見直してみるのはいかがでしょうか?
当院では自律神経の乱れから来る不眠治療も行っておりますので、いろいろ試しても改善しないという方は是非ご相談ください。
Comments