2015年に厚生労働省が食事摂取基準からコレステレロールの上限を撤廃しました。
コレステロールは体内で合成される量が多く、食事から摂取するコレステロールの影響が少ないとの判断からです。
つまり、コレステロールを摂取しなくても体内で合成され、多く摂取されると体内では少なく合成され、常に一定量が保たれているという訳です。
体内合成比60-70% 食事摂取量30-40%と言われています。
ではコレステロールの多い卵を10個一気に食べても良いかと言うと、そういうわけではありません。
コレステロールを多くとる事が直接血中コレステロール値に反映するわけではないのですよ、と言う事ですね。
アルコールとの併用や過剰な糖質摂取などとの組み合わせは当然コレステロール値は上がりやすいと思います。
また、運動不足な状態でコレステロールを摂取し続けるのもリスクがあるでしょう。
しかしコレステロールは健康な身体の維持に大事な成分です。細胞膜の材料であり、ビタミンDや様々なホルモンの材料となります。
大事なことはやはりバランスです。食事全体における組み合わせ、量のバランス、運動量と食事のバランス。
過剰な摂取は良くないですが、コレステロール摂取に神経質になりすぎない事が肝要かと思います。
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